- 「IT留学ってなに?」
- 「語学留学と何が違うの?」
- 「そもそも知識0からのITってなんだか難しそう・・・」
という方向けに、私がワーホリ前に選んだ「IT留学」についてと、アラサー世代にこそ「IT留学」がめちゃくちゃおすすめだ!と思えた理由をまとめました。
Contents
IT留学ってどんな勉強をするの?
私が留学したフィリピン・セブ島では、近年、英語だけでは無く同時にITスキルを学ぶ「IT留学」を提供している学校が増えています。
私が通った学校では、
主に、
- 英語
- デザイン(Illustrator、Photoshop)
- プログラミング(html,cssなど)
- ビジネス
を学ぶことができました。
英語の授業は、セブ留学の売りでもあるフィリピン人の先生によるマンツーマン授業ですが、
デザインとプログラミング、ビジネスの授業は、日本人の現役デザイナーやプログラマー、マーケターの先生による日本語での授業です。
「海外留学なのに、日本語で授業?」と思うかもしれませんが、ただでさえ「呪文」のようなプログラミングや、ビジネスの授業を英語で理解するのは、かなり難易度が高いです。。
留学生は私も含めてほとんどが英語・IT初心者でしたので、ITは日本語で学ぶ方が、私達に合っていました。
また、日本やシンガポール、欧米諸国ではスクール費が高い「プログラミング学習」の費用も、物価の安いセブ島では、短期集中して学ぶことによって安く抑えることができました。
IT留学中の私の一日のスケジュール
下記は、IT留学中の私のある1日のスケジュールです。
時間 | スケジュール内容 |
7:00 | 起床、身支度 |
8:00〜9:30 | デザイン授業(Illustrator、photoshop) |
10:00〜12:00 | 英語授業(フィリピン人の先生とマンツーマン) |
12:30〜13:30 | お昼休憩&ランチ (近所のローカル食堂で1食150円ほど) |
13:30〜16:00 | プログラミング授業 |
16:00〜17:00 | 自習&メンターへの質問 |
18:00〜 | 夕食、復習など |
※メンターとはデザイン、プログラミングを教えてくれる先生のこと。
スケジュールは、平日の毎日8時〜17時までお昼休憩を除きほぼ勉強漬けです。
留学が始まる前は、「4つの分野を一気に勉強できるのかな・・・」という不安もありましたが、私は英語とITを並行して学ぶことへのストレスはあまり感じませんでした。
それぞれ、使う脳みその分野が違う感じです。
また、少人数の留学生活のため、授業終わりに毎日メンターさんに気軽に質問ができるので、「1日中、煮詰まって終わってしまった・・・」ということ無く効率的に勉強することが出来たのが良かったです。
IT留学でできるようになったこと
セブ島での「IT留学」はほとんどが1ヶ月〜6ヶ月のコース展開です。
私が受けたのは、一番短い「1ヶ月コース」でしたが、それでも1ヶ月で簡単なWebサイトが1から作れるようになりました。
(このブログもWordpressを使ってIT留学中に立ち上げました。)
IT留学では、だいたいインプットは1〜3ヶ月で終わるので、4ヶ月目以降の学生は、実際の案件で仕事をしていました。
アラサー世代にIT留学がおすすめな3つの理由
次に、アラサー世代が「プログラミングやITスキル」を身につけることがおすすめな理由を3つにまとめました。
1.どこでも仕事ができる
プログラミングやITスキルがあれば、会社に就職して働くこともできますし、フリーランスや在宅ワークのように、個人で仕事をすることもできます。
女性にとっては、出産や子育てなど、どうしても仕事をドロップアウトしなければいけない状況でも、ワークバランスをコントロールしやすい為、人生の選択肢がかなり広がります。
また、都市よりも地方ほどITスキルのある人材は希少なので、IターンやUターンで地元に戻って、仕事をすることもできます。
2.世界中で仕事ができる
デザインの仕事に必須なIllustratorやphotoshopは、世界中で使われているソフトです。
また、プログラミング言語も世界共通言語です。
その為、他国でのワーキングホリデーの仕事探しでもスキルを生かすことができますし、もちろん、海外転職でもアピールになります!
最近は、フリーランスで日本から仕事を得ながら、ワーキングホリデービザや観光ビザで海外を拠点に活動をしている方も増えています。
3.日本でも仕事を見つけやすい
プログラミングやITスキルの必要な仕事は年々増えている一方、プログラミングやITスキルのある人材はまだまだ不足しています。
求人情報を見ると常にIT業界の求人数が多いのも、需要と供給が合っていないためです。
この深刻なIT人材不足を解消するため、国は企業内のIT研修に対して助成金を出すほど。
そのため、就職者にとってはITスキルがある事は、条件のいい仕事を見つけやすい状況にあります。
また、IT業界だけでなく今後どんな業界においても、IT知識があると、「ITを活用して業務を効率化させる方法」が分かるため、重宝されます。

「1ヶ月IT留学をしてみて」感じたこと

「社会人経験」×「IT」で新しい展開が見える
1ヶ月、IT留学をしてみて、私が気づいたことは、
「社会人経験」×「IT」を学ぶことで、「これまでには見えなかった、新しい仕事への関わり方や働き方が見える」ということ。
私の場合で言うと、今までIT知識が無く働いていた広告代理店時代は、
「広告主(神様)→広告代理店(仲介役)→媒体(雑誌など)」というビジネスモデルだったのが、
IT知識を生かしてブログ運営をすることで、「個人が媒体になり、おすすめできる広告だけを選んで掲出したり、逆に「読者にとって目障りだな」と思った広告を外す事もできる」
という、これまでとは全く違う「広告」との関わり方を知ることができました。
私と同時期の留学生の中には、他に、元銀行員、鍼灸師、元メーカーの営業、大学生、主婦など「これまでパソコンとも無縁だった」というような職歴を持つ方々もいました。
そして、それぞれ「自分の今までの経験」×「IT」スキルで、仕事の幅を広げたいと考え、知識を学びながら色々なビジネスヒントを得ていました。
「IT留学」で最先端なコミュニティ体験ができる
物価の安いセブ島や東南アジア圏では、プログラマーやWebデザイナーのようなパソコン1つで、リモートワークで働いている人をカフェなどで見かけることが珍しくありません。
「IT留学」では、まさにその様な、プログラマー、Webデザイナー、インフルエンサー、起業を目指す人など、IT感度の高い人々と出会うことが出来ます。
そこでは、これからの働き方について考えを交換できたり、知らなかったビジネスの形を知ることができました。
これは会社員時代には、まず出会わなかったコミュニティです。
また、実際にIT留学後一緒にビジネスを立ち上げていらっしゃる方々もいましたし、IT留学の中でできた信頼関係は、将来困った時にもお互いに相談ができたり、実際の仕事にも繋がると感じました。
「IT」って意外と泥臭い。
フリーランスのプログラマー、デザイナーのような人達って、悠々自適に暮らしているように思いませんか?
(日本にいると、アプリやWebサービスで一発当てた人が、テレビやネットニュースでフューチャーされていて、そんなイメージを持ちやすい気がする。)
しかし、実際にプログラマーやWebデザイナーに会ってみると、朝起きてから夜寝る前までずっとパソコンと向き合い作業に没頭している姿を目の当たりにしました。
プログラミングやWebデザインって意外と泥臭く、作業時間がかかります。
「プログラミングの費用のほとんどは人件費」と聞いた事がありますが、本当その通りだなと感じました。
便利で先進的なイメージのIT分野ですが、実際の現場では新しい知識を常にインプットしながらも、目の前の仕事を淡々とこなしていくストイックな仕事でもありました。
フリーランスを目指す人ほど、自分の生活がかかっているため、がむしゃらに頑張っていましたし、「IT留学」では、そういったIT業界のリアルな泥臭さを知ることもできました。
ITスキルで「自分の働き方改革」ができる
Webデザイナーやプログラマーは大変な仕事ではありますが、これからの仕事にITを無視することはできません。
IT知識やスキルを得ることは、これまでの仕事や働き方から一歩新しい視野を持てることに繋がります。
日本では「働き方改革」と言われながらも、少し有給が取りやすくなったくらいで、実際に「ガラっと仕事への考えや働き方が変わる」かというと、現実的にはなかなか難しいと思います。
しかし「IT留学」で普段の日本のコニュニティから離れ、社会人がITスキルを習得することは、「自分の働き方改革」に取り組める絶好の機会だと感じました。
セブ島でIT留学ができる学校について
セブ島でIT留学ができる学校は4校ほどありますが、プログラミングの授業が「英語」だったり「日本語」だったり、学校によってカリキュラムは違います。
他の学校の事は分かりませんが、私が通ったセブ島のIT留学学校「ACTHOUSE(アクトハウス)」は、学校というよりも、先生がいるシェアハウスのような形で、IT留学をするスタイルでした。
英語、デザイン、プログラミングとそれを「どう生かすか」というビジネスの講座がありました。
私は、周りの留学生達に感化されながら、久々の勉強にも真剣に向き合うことができましたし、
なにより、これまで専門的なスキルもなく8年間会社員をしていた私にとっては、「仕事や働き方」に対する考えが変わる貴重な留学経験でした。
まとめ
2020年から、ついに日本でも小学校でもプログラミング授業が必修化になりますし、これからIT知識のある世代がどんどん増えてくることは間違いないです。
また、ITの知識は、プログラマーやWebデザイナーだけでなく、色々な仕事や業界で生かすことができます。
その為、もしも、あなたが社会人からの「語学留学」や「転職」「スキルアップ」に興味があるのならば、「IT留学」という選択肢を入れてみることをおすすめします!
必ず、これからの自分の「仕事や働き方」を見つめ直す機会になるはずです。
この記事が、留学やこれからのキャリアに悩む方にとってのヒントになれば幸いです。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。